阿蘇まるごと体験

ユネスコ世界ジオパークで学ぶ 火山・草原・水・暮らしのつながり

阿蘇の循環を体験する

阿蘇ユネスコ世界ジオパークは、火山がつくった大地の上に広大な草原が広がり、その草原が地下水を育み、豊かな水が人々の暮らしを支えてきた、地質・生態系・人間活動の見事なつながりを体験できる場所です。 当施設では、このジオパークの地域資源を活かし、利用団体が主体となって体験活動を行うことを通して学びを深める、当施設を代表する体験活動として「阿蘇まるごと体験」を提供しています。

阿蘇の循環は、火山活動がつくった舞台の上で、草原・水・人の営みが千年以上つながり続けてきた物語です。 この循環を実際に体験することで、地球の営み(地質)、それが育む自然(生態系)、そして人間の暮らし(文化)の関わりやを体感し、その偉大さやすばらしさに触れることで、持続可能な地域づくりについて深く考えることができます。

当施設では、事前学習資料や「阿蘇まるごとガイダンス」もご用意しています。 これらを活用することで、体験活動がより深い学びにつながります。

阿蘇の循環図:火山・草原・水・暮らしの4つの要素が循環している様子を示す図

阿蘇の循環

火山
火山のイラスト
火山

火山活動によって形成された大地が、阿蘇の自然の基盤となっています。約9万年前の巨大噴火でできたカルデラと、火山灰が積み重なった豊かな土壌が、阿蘇ジオパークの舞台をつくりました。

草原
草原のイラスト
草原

火山灰土壌の上に広がる草原は、人々の野焼きや放牧という営みによって千年以上守られてきました。この草原が雨水を地下に浸透させ、豊かな地下水を育みます。地質・生態系・人間活動が一体となった景観です。

水のイラスト

草原に降った雨は、火山活動でできた透水性の高い地層を通って地下に浸透し、豊富な湧水となって阿蘇の内外で人々の暮らしを支えています。年間を通じて水温が一定で、生活用水や農業用水として利用されています。

暮らし
暮らし(畑)のイラスト
暮らし

火山がつくった土壌と豊かな湧水の恵みを受けながら育まれてきた食文化と営み。人々が野焼きや放牧を続けることで草原を守り、地質・生態系・人間活動の循環が今も続いています。

プログラムの流れ

「阿蘇まるごと体験」は、事前学習→導入→体験→振り返りの4ステップで構成されています。

※事前学習、導入プログラム、振り返りは任意ですが、実施することで学びが深まります。
※事前学習・事後学習は各団体の引率者・指導者が実施してください。体験活動も団体主体で運営していただきます。

4つの体験活動

すべてを体験することも、目的に応じて選ぶことも可能です。 どの活動も、阿蘇の循環という大きな物語の中に位置づけられています。

火山 中岳登山の様子
阿蘇登山

活火山・阿蘇の大地を自分の足で歩き、火山活動がつくった雄大なカルデラ地形を体感します。阿蘇ジオパークの根幹である火山の営みを学びます。

  • 時間:3.5〜8.5時間
  • 対象:小学校高学年以上
草原 草原トレッキングの様子
草原トレッキング・オリエンテーリング

千年以上続く阿蘇の草原を歩きます。火山灰土壌の上に広がり、野焼きや放牧によって人が守り続けてきた、阿蘇ならではの文化的景観を体感します。

  • 時間:1.5〜4時間
  • 対象:小学校中学年以上
水基巡りの様子
水基巡り

阿蘇神社の門前町に点在する湧水スポット「水基」を巡ります。火山地形がつくる地下水系の仕組みと、それを活かした人々の暮らしの知恵を学びます。

  • 時間:4〜5時間
  • 対象:全世代
暮らし 高菜めし・だご汁の様子
高菜めし・だご汁

阿蘇の郷土料理を自分たちでつくります。火山がつくった土壌と豊かな湧水が育んだ食材を使い、阿蘇の恵みを実際に味わいます。

  • 時間:4時間
  • 対象:最大96人

事前・事後学習と阿蘇まるごとガイダンス

より充実した「阿蘇まるごと体験」のために、事前学習資料、導入プログラム、事後学習資料をご用意しています。
これらは必須ではありませんが、活用することで体験活動がより深い学びにつながります。

事前学習資料のダウンロード

以下の資料は、来所前に各学校・団体でご活用いただける教材です。
授業や事前説明会などで使用し、阿蘇の基礎知識を学んでからお越しください。

  • ワークシート(小学生向け・中高生向け)
  • 解説スライド・動画
  • 指導者用資料

※資料のダウンロードには申込が必要です。

「阿蘇まるごと体験」事前学習資料申請 – フォームに記入する

阿蘇まるごとガイダンス

当施設職員が阿蘇の循環について詳しく解説します。
実際に訪れるフィールドと結びつけながら理解を深めるプログラムです。

  • 所要時間: 30~40分程度
  • 実施場所: 当施設研修室
  • 実施時期: 体験活動の直前・直後(入所オリエンテーション後など)

「阿蘇まるごとガイダンス」は、事前学習の実施に関わらずご利用いただけます。詳しくはお問い合わせください。

「阿蘇まるごとガイダンス」の実施をご希望の団体は、申込時の活動日程表に「まるごとガイダンス」として30~40分ほどの計画を位置付けてください。

事後学習資料のダウンロード

体験後の振り返りや、学校に戻ってからの発展学習に活用できる資料です。
体験を通して学んだことを整理し、さらに深く考えるための教材をご用意しています。

  • 振り返りシート(小学生向け・中高生向け)
  • 発展学習資料
  • 指導者用資料

※資料のダウンロードには申込が必要です。(準備中)

モデルプログラム例

目的や日程に応じて、活動を組み合わせることができます。 以下は代表的なプログラム例です。事前相談により、団体ごとのカスタマイズも可能です。

モデル1:入所前に阿蘇を体感(1泊2日)

入所前に登山や水基巡りを行い、阿蘇の自然を体感してから施設での活動につなげます。

1日目 入所前 火山阿蘇登山 または 水基巡り
1日目 午後 暮らし高菜めし・だご汁づくり(夕食)
2日目 午前 草原草原トレッキング

モデル2:草原から暮らしへ(1泊2日)おすすめ

草原での活動から始まり、郷土料理づくりで締めくくるスタンダードなプログラムです。

1日目 午後〜 草原草原トレッキング または オリエンテーリング
2日目 午前〜 暮らし高菜めし・だご汁づくり(昼食)

モデル3:阿蘇の循環をめぐる(1泊2日)

草原・暮らし・水(または火山)と、阿蘇の循環を幅広く体験するプログラムです。

1日目 午前〜 草原草原トレッキング または オリエンテーリング
1日目 夕方〜 暮らし高菜めし・だご汁づくり(夕食)
2日目 午前〜 水基巡り または 火山阿蘇登山

モデル4:阿蘇まるごと体験(2泊3日)

時間をかけて阿蘇の循環をじっくり学ぶ充実プログラムです。

1日目 午後〜 草原草原トレッキング または オリエンテーリング
2日目 午前〜 火山阿蘇登山(杵島岳・烏帽子岳など)
2日目 夕方〜 暮らし高菜めし・だご汁づくり(夕食)
3日目 午前〜 水基巡り

プログラムのご相談

団体の目的・人数・日程に応じて、最適なプログラムをご提案します。
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